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大腸カメラ検査のための準備について①:前日の食事編

 こんにちは、名古屋むらもと内視鏡クリニック 栄院の看護師です。
開院して2週間が過ぎ、多くの患者様にご来院いただき、ありがとうございます。

 ところで、「大腸がんが増えている」という話を聞きますが、皆様、大腸カメラ検査を受けたことはあるでしょうか?大腸カメラ検査とは、おしりからスコープを入れて、大腸の中を直接観察する検査です。炎症やポリープなどがあった場合は、組織やポリープを採取して、細胞を調べることができるため、病気の早期発見が見込めます。また、がんになる可能性のあるポリープを切除することで、大腸がんの予防にもつながります。しかし、この検査は「検査前の下剤が大変」「あんなに大量の水薬を飲む自信がない」「恥ずかしい」…と、マイナスイメージが先行しがちです。皆様に安心して検査を受けていただけるように、大腸カメラ検査前の準備について、当クリニックの取り組みを3回にわけてご紹介します。
 検査室や検査後に休んでいただく環境については、改めて配信しますので、そちらもぜひお読みください。

 今回は、検査前日の食事制限についてお話しします。前日は朝から夕食まで消化の良い食事を摂っていただきます。腸の中に糞便が残っていると、便が邪魔をして腸の粘膜が見えづらくなり、がんになる可能性のあるポリープなどを見つけにくくなってしまいます。そこで、前日から腸内環境を整えて、腸内に糞便が残るのを予防することはとても大切です。当クリニックでは検査食をお勧めしています。食品メーカーのキユーピーさんが提供している検査食(クリアスルー®︎)は味も良く、レトルトになっているので準備も簡単です。何を食べたら良いかわからない、仕事のため食事の制限が難しい…といった患者様でも食事の調整がしやすく、とても便利です。検査食だけでは足りない場合は、消化の良いものを追加して食べていただけます。検査食をご希望の方は、医師や看護師にお申し出ください。

看護師一同

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